水飲み健康法

厚労省の「健康のために水を飲もう」運動

巷では水飲み健康法がしばしば取り上げられています。これは水を販売する企業が過剰にPRしているだけだと否定的な見方をされる方も居られます。しかし、実は水のみ健康法は厚労省も「健康のために水を飲もう」運動として推進しているのです。
人間の成人では、身体の60%が水分で形成されており、水が体内から5%失われるだけで熱中症の症状が起き始め、10%失われると全身けいれんが生じ、20%失われると死に至ると言われています。
ここまで水分が失われる事が希ですが、実は身体からは水分が1日で2.5Lが失われているのです。この失われる水分は体内で形成される分や食事で摂取される分で、平均的には1.3Lが賄われます。しかし差し引き1.2Lが不足する事になり、これをしっかりと補う必要があるのです。
この1.2Lの水を飲む事で健康が維持できるので、厚労省も「健康のために水を飲もう」運動を展開しているのです。
この1.2Lの水の補給方法として、一気にがぶ飲みするのではなく、朝起きた時・通勤で歩いた時・スポーツした時・入浴後・就寝前等にコップ一杯づつ小分けにして飲む方法が推奨されています。また身体に吸収されやすくするために、水は冷やし過ぎない事が大切だとも言われています。
水を適切に摂取する事で、ストレスや不眠の解消・疲労回復効果・むくみの解消・便秘の解消が得られ、さらにダイエット効果やアンチエイジングによる美肌効果も期待できるのです。
水のみ健康法は、何か病気があるのを解消して健康にすると言うのではなく、自然に不足しがちな水分を適切に補給する事で不健康になる事を防止する効果が得られると言う健康です。
従って、過大な効果PRに迷わされて、不適切に水を大量に摂り過ぎたり、また逆に水を飲む事で健康になるなど嘘だと断じて、平均的に不足する1.2Lの水分の補給が少なくる事がない様にするのが肝要と言えます。
水のみ健康法の意味と意義を正しく知り、健康な日々を送れるようにしたいものです。